ふりーものづくり所 かえると万年筆


ふりーものづくり所 かえると万年筆
http://kaerutopen.michikusa.jp/
kaerutopen@kdp.biglobe.ne.jp



勢い任せだとどうも……。

旅行で風景に感動し、その時の気持ちを込めて直ぐに描くこともあるようですが、 勢いで書いた作品はあまり納得のいくものは出来ないようです。
「感動した瞬間って勢いがありますからね、それよりその感動した気持が落ち着いて沈殿してから……。 ちゃんと自分の物になってから書いた方がいい作品が出来ますね 」
こんのさんの描く絵には風景画のように見える作品でも、実は現実にはありえない物も多々あります。



「静かな時間」
「静かな時間」
雪など表現の際に描くのが当たり前だと思っていたものを、
こんのさんは 周りに色をつけることで描き、表現している。

「一見して見ると、関係ない場所に関係のない物がある面白さという面もあると思いますけど、 作品ごとに一応テーマがあり自分の言いたいことを形にしているんです。普段生活していて溜まってくるものって誰だってありますよね?  自分にとってその排泄がこの絵を描くことなんです」

道具
絵を書く時に使う、鉛筆と消しゴム。





絵を描くのだから。
普段は仕事で鉛筆以外を使ったデザイン、イラストも手がけるこんのさん。そんな鉛筆以外の物に触れるからこそ感じたことがあるようだ。
「以前PCで扱うイラストが忙しくてなかなか鉛筆の方が書けなかった時があったんです。 それで久しぶりに書いた時なんですが、間違えてしまいやり直しをしようとした時にPCのボタンを探してしまったんです。 PCでは間違えてもボタン1つで簡単に元に戻せますよね? ボタンを探してしまった瞬間、これは駄目だと思いましたね絵を描いているのにこれは嫌だなと……。」
PCが普及し、PCで絵を描くのも特別なことではなくなりました。
こんのさんの作品をみると絵をどうやって表現するのか、直に手で扱い描くことがどういうことなのか考えさせられます。
「寝る前にふっと思ったことなど、残さないと直ぐに忘れていってしまうじゃないですか? そういうのを大事にしたいなって思ってますね」

多くて年に1、2回ほど展示会を開いているこんのさん。数は多くないですが、その貴重な機会に出会えるならその目で見てみては?  実際に生の目でみるとPCモニターで見た雰囲気とはまた異なって見えます。
そこにはいくら見ていても飽きることのない、深い世界が待っていることでしょう。





展示会   著書 空をつかまえに
写真左 
個展会の様子。
ここでは紹介しきれない
作品が多く展示せれている。

写真右
「空をつかまえに」(新風舎)
鉛筆で書かれた絵に、詩のようなこんのさんの深い言葉が添えられている。
こんのさんの世界を手元で味わうことができる。


こんのさん poto2

こんの純一 鉛筆幻燈作家
1961年 東京生まれ

活動
1998年「13月の玩具箱」ギャラリー楽風(浦和)

2002年「wonderful world」ギャラリー無寸草(東京)/
    「七月の空想案内」スペースさとみの(東京)
2003年「現実の少しむこう」ギャラリーアートモリモト
2004年「心象遊泳」画廊すいらん(前橋)・
    ふらんす菓子MIYAKE(桐生)/
    「放課後のimagine」スペースさとみの(東京)
2006年「底の声」スペースさとみの(東京)

著書
2007年「空をつかまえに」(新風舎)



「こんの純一」さんの日記や作品に触れることのできるHPはこちら

2007/4/8



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